個人懇談で意識するべき6つのポイント

教員の仕事

毎回、不安で緊張してしまう個人懇談の話です。

懇談に臨む際に、意識すべきポイントを簡潔にまとめました。

特に若手の先生方の参考になれば嬉しいです。

① 一番の目的は、保護者と信頼関係を築くこと

「とにかく話をしないといけない」と考えがちですが、本当に大切なことは保護者と信頼関係を築くことです。

これを意識できれば、「信頼を築くためには〇〇が必要だ」「〇〇をしたら信頼を失う」と、何をすべきか考えることができます。

何を準備したらいいんだろうと不安になったときは、「保護者と信頼関係を築く」ために必要なことを、準備しましょう。

② 見た目は大事 清潔感

清潔感のある身だしなみを心がけましょう。

自分は懇談会の前に散髪に行き、クリーニングに出したスーツ・シャツで懇談会に臨みます。

しわしわの服、ぼさぼさを髪型では印象が悪いです。

身だしなみですべてが決まることはありませんが、少し気を付ければできることで、マイナス要素を作る必要はありませんね。

③ 時間を守る

今は働いている保護者が多いです。

一か月以上も前から仕事の予定を空けて来てくださっています。

『時間を守る』というのは『約束を守る』のと同じです。

約束を守らない教員を、保護者が信頼することはありません。

もし話が長くなりそうになったら、「時間になってしまったので、また日を改めましょう」と伝え、途中でも終わることが必要です。

④ 保護者のタイプを見極める

教員のダメなところは話が長いことです。

懇談でありがちな失敗は、10分の懇談の中で、保護者の話を聞かずに、教員がほとんど話をしてしまうことです。

こちらのペースで進めてしまうのではなく、保護者のタイプにあわせることが大切です。それが保護者との信頼関係に繋がります。

A 話を聞いてほしいタイプ

この場合は、とにかく聞き役に徹しましょう。

どちらかといえば、Aタイプの保護者の方が多いと感じています。

このタイプの保護者に対して、前述したように教員ばかりが話してしまうと「話を聞いてもらえなかった」を感じ、不信感に繋がります。

懇談が10分であれば、保護者が8分話すイメージで大丈夫です。

こちらからは本当に必要なことだけ話せばOKです。

B 話を聞きたい・話が苦手タイプ

この場合は、こちらから普段の様子を伝えましょう。

学校での様子を心配されている保護者も多いので、実際にあったエピソードも入れて、詳細に伝えられると、安心に繋がります。

また、こちらから話す内容が尽きてしまったら「家での様子はどうですか?」「困っていることはありませんか?」など。こちらから質問をすると、保護者も話しやすくなります。

⑤ 子どものことは保護者の方が理解している

「子どものことを保護者以上に理解している」と勘違いしてはいけません。

それを理解して話をしないと「先生は何もわかっていない」「すべてを知った気になるな」と、思わぬ反発を受けることがあります。また、その場は平穏に終わっても心の底で不満を募らせていることもあります。

子どもの特性を教えてもらうという、謙虚な姿勢で懇談に臨みましょう。

⑥悪いことは、感情は入れず事実のみを伝える

基本的に頑張っていることを伝え、褒めることが大事です。

しかし、悪いことでどうしても伝えなくてはいけないことがあれば、感情は入れずに、事実のみを伝えましょう。

例えば「宿題を忘れることが多く、だらしがない」

「宿題を忘れることが多い」のは事実ですが、「だらしがない」のは教員がそう感じるだけであり、基準は人それぞれです。

教員の基準で我が子がだらしがないと決めつけられたら、保護者も不快に感じるのは当然です。

もし記録があれば、それをもとに「〇月は〇回宿題を忘れてしまった」と事実だけを伝えましょう。

あくまで例なので、本当に伝える必要がある事柄については、トラブルを避けるためにも、事実のみを伝えるようにしましょう。

結局、慣れていくしかない

5つのポイントを挙げましたが、結局は慣れていくしかないですね。

自分は未だに慣れず緊張しますが。

準備をすればキリがないですが、しっかり睡眠をとって笑顔で保護者と向き合うことが大事だったりもしますね。

みなさんの参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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