公立の中学校で数年勤務していましたが、高校の教員採用試験を再受験して合格した結果、定時制高校で働くことになりました。定時制高校での勤務経験のある方は比較的少数だと思いますので、実際に働いて感じた、定時制高校で働くメリットを皆さんにお伝えします。
午前中は自由
勤務開始が12:30のため、それまでは自由です。私の場合は娘を保育園に送ったり、家の掃除をしたりしています。その後は家でのんびりすることができます。この時間を趣味に使うもよし、休息にあてるもよしです。また、通勤は昼間なので、朝の通勤ラッシュの緊張感とは無縁の生活を送ることができます。
授業時間数・行事が少ない
全日制高校だと1日1限~6(7)限までありますが、定時制は基本的に毎日4限で終了です。なので授業の担当時間数も自然と少なくなります。私の場合は週10時間程度です。体育祭などの行事はありますが、年間を通して行事は少なく、あるにしても全日制ほど規模は大きくないので準備等の負担も少ないです。そのため、比較的余裕を持って授業や行事の準備ができます。
平日の休みがとりやすい
勤務時間が12:30~21:00で、1限の開始が17:15となっています。娘の授業参観などがあっても、午前中なら参加できますし、午後であっても休暇をとれば参加できます。また、休暇をとったとしても自分の授業の開始時間に間に合えば他の先生に負担をかけることもありません。補欠の授業案を考えたり、他の先生に授業をお願いすることもないので休みが取りやすいです。
年額30万円以上の手当がもらえる
定時制高校で勤務すると「定時制通信教育手当」が毎月7%支給されます。私の場合は月約27000円支給されています。1年で約30万円以上支給され、経済的なメリットも大きいです。
残業・休日出勤がない
勤務の流れとしては、出勤から生徒が登校するまでの時間に教材研究や事務作業をして、授業が終わり、勤務終了時間ちょうどに退勤しています。まれに、緊急の生徒指導が入った場合は残業があることもあります。また、部活動がなかったり、あったとしても土日も練習をするような部活は少数です。私の場合はバスケットボール同好会を担当していますが、練習時間は勤務時間内であり土日は活動をしていないので、残業も休日出勤も普段はありません。
デメリットもありますが・・・
もちろんデメリットもあります。出勤時間と退勤時間の気温差が大きすぎて服装に悩むとか、帰宅時間が夜10時以降になるとか、子どもと晩御飯を一緒に食べれないなどなど。しかしながら、その人のライフスタイルにあえばかなりの働きやすいホワイトな職場だと感じています。この記事を読んで少しでも興味がわいたという方は、定時制高校で働くことも人生の選択肢に入れてみてください。最後までお読みいただきありがとうございました!
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